人事労務freeeを導入する際に解決しておきたい不安とは?
目次
導入時の初期設定が大変そうだ…。
人事労務freeeで給与計算や社会保険手続を行う場合、最初に給与計算のルールを設定し、在職中の従業員のデータを登録するところから始めることになります。
これは人事労務freeeに限らず、いかなる人事労務ソフトでも避けて通れないステップです。
あらかじめ自社の情報を学習させておく手間はかかりますが、あとから同じ情報を入力せずとも毎月の給与などが自動で処理され、計算の手間や時間、コストを大幅に削減することにつながります!
人事労務freeeの初期設定がよくわからない、時間がないという方は当事務所の社会保険労務士による導入サービスをぜひご利用ください。
今までの給与計算のフローが変わってしまうのではないか?
一般的な給与計算の流れですと、まず、打刻(記載)された各従業員のタイムカードを回収し、そこから労働時間(残業時間)を集計し、そのデータをエクセルや給与計算ソフトに入力して給与を計算し、明細を出力するというものです。
これが、人事労務freeeでは、各従業員にスマートフォンなどからタイムカードの入力を行ってもらうと、労働時間(残業時間)の集計、給与の計算、そして明細の出力までがシステム上でリアルタイムに、かつ同時に処理されます。
人事労務freeeの導入によって給与計算のフローが変わるというよりは、途中の工程が省略されるので、かかる時間が短縮されるとともに、何度も集計や打ち直しを行うことによる人為的なミスをなくすことができます。
もちろん、工程の途中にさかのぼってデータを修正することも可能です。
紙でやっていたことをデジタル化することが不安だ…。
現在、多くの会社(とくに中小企業)で行われている人事労務関連の業務については、給与計算など専用ソフトの導入が進んでいる部分を除き、まだまだ紙の帳票によるものが主流です。
しかし、最近ではベンチャー企業を中心にクラウド(サービスを提供する会社がデータを保管し、すべてインターネット上で処理を行うもの)の導入が増えています(人事労務freeeの導入はすでに10万事業所とのことです)。
こうしたサービスは、銀行で提供するインターネットバンキングなどと同じものでして、時間や手間がかかる紙による書類のやり取りはやめて、いつでもどこでも手軽に事務処理を行うことができるようにしようというものです。
当事務所ではクライアントのご要望に合わせ、紙による処理と人事労務freeeなどシステムの導入のいずれにも対応しております。
部分的に人事労務freeeの機能を利用したい、しばらく紙による処理と人事労務freeeを併用したいというようなご要望にもお答えしておりますので、お気軽にご相談ください!
Web上でマイナンバーなど重要なデータをやりとりするのは不安だ…。
人事労務のデータはマイナンバーなど個人情報をはじめ、とくに機密性の高いものが多く、情報が漏えいしないための高いセキュリティが求められます。
人事労務freeeのセキュリティ対策は国際的な認証機関であるTRUSTeによる認証を取得した信頼性の高いものでして、クライアントから送信された情報を暗号化してサーバーに保護、保存するとともに、通信に銀行など金融機関と同等のセキュリティレベルの暗号通信を用い、高度なセキュリティを実現しています。
自社で行う必要があるのはログインパスワード(アカウント)の管理のみでして、設備投資を行って社内でデータを管理する場合と比較すれば、手軽、安価で信頼性の高い方法といえます。
かえってコストが高くなるのでは?
人事労務freeeを導入した場合の費用は以下の表の通りです。
基本的なプランですと従業員3人までが月1,980円、4人目からが1人ごとに月300円となります。
タイムカードの集計処理から給与計算、そして明細の出力までがこれに含まれますが、外部の業者にアウトソーシングする場合の費用の見積もりを取り、比較していただければ、その安さがお分かりいただけるかと思います。
人事労務freeeが自動処理を行ってくれるとはいえ、自社内での給与計算に不安が残るという場合は、当事務所でもアドバイスを行っております。訪問、メール、お電話にて対応できますので、お気軽にご相談ください!
1ヶ月お試し | ライトプラン 給与計算を中心とした基本的な業務に | ビジネスプラン より幅広い人事労務の一元化に | |
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無料 / 登録後1ヶ月間のみ | 1,980円/月(税抜) *年額プラン選択の場合 | お問い合わせください | |
従業員4人以上の場合 | 無料 / 登録後1ヶ月間のみ | +300円 / 月 1人あたり(税抜) 4人目から1人あたり月額300円で各従業員に専用アカウント | お問い合わせください |
毎月の給与計算 | 登録後1ヶ月間のみ | 無制限 | 無制限 |
給与明細の作成/発行 | 登録後1ヶ月間のみ | 書類を自動作成 | 書類を自動作成 |
法定三帳簿の作成 | 登録後1ヶ月間のみ | 書類を自動作成 | 書類を自動作成 |
マイナンバー管理 | 閲覧は登録後1ヶ月間のみ | 収集・保管・利用が可能 | 収集・保管・利用が可能 |
年末調整 | 不可 | 書類を自動作成 | 書類を自動作成 |
勤怠/有給管理 | 給与計算への反映は 登録後1ヶ月間のみ | 簡易的な勤怠管理が可能 | より便利な勤怠入力機能 |
労務行政手続き | 不可 | 算定基礎や月変、年度更新に対応 | 入退社手続きなど より広い手続きに対応 |
サポート | チャットサポートは登録後1週間のみ | チャットサポート無制限 | チャット/電話サポートが無制限 |
タイムカードのデジタル化は不正打刻につながらないか?
人事労務freeeでの入退勤時間の打刻はスマートフォンなどの端末から行います(所定のパソコンからのみ打刻させる運用もできます)。
たとえば、従業員は会社にいなくても打刻ができるということになりますが、人事労務freeeには打刻時の位置情報を取得する機能があるため、不正な打刻を見分けることができます。
位置情報を活用すれば外勤(自宅勤務など)の従業員の勤務時間管理も行いやすく、今後広がっていくであろう、多様な働き方に対応する機能といえます!
労働社会保険手続きに対応できるのか?
現在、人事労務freeeでは以下の労働社会保険手続きに対応しており、簡単な入力で電子申請を行うことができます(プランにより範囲が異なります)。
およそ、頻度の多い日常手続きに対応しているといってよいのですが、イレギュラーな手続きがあれば、そのつど書類を作成し、ハローワークや年金事務所、労働基準監督署などに提出しなければなりません。
こうした手続きを自社で行うのが不安だという場合、当事務所では人事労務freeeユーザー専用のサービスを提供しております。
助成金(キャリアアップ助成金)などの申請や、労働基準監督署や
年金事務所の調査にも対応し、freeeの利点を活かしつつシステムで
対応できない部分を補うサービスとなっております。
詳しくは人事労務freee+社労士サービスをご参照ください!
